約6年住んだ部屋から、また部屋づくりを始めることにした
5年11か月住んだ部屋を出て、9月に引っ越します。設備への不満ではなく、休日のマンネリが理由でした。車を手放して物件の選択肢が広がったこと、完成された部屋ではなく変えていける部屋を選んだ経緯を記録します。

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仕事から疲れて帰ってきて、玄関の電気をつけた瞬間に「あー」となる。散らかった部屋を見て、仕事とは別の疲れがのしかかる。少し前の私は、毎晩それを繰り返していました。
結論から言うと、部屋が荒れるのは性格の問題ではなく、部屋の設計の問題でした。この記事では、片付けをがんばる前に見直すべきだったことを、原因の分解という形でまとめます。
私は出社中心で働く会社員で、一人暮らしの1DKに住んでいます。帰宅はだいたい19〜21時ごろ。今でこそ「帰りたくなる部屋」と言えますが、そこにたどり着くには、考え方を一つ変える必要がありました。
※アイキャッチは、記事内容をもとに制作したAI生成のイメージです。
残業が続いていた時期、部屋は目に見えて荒れていきました。床には紙袋、ソファには脱いだ服、テーブルには郵便物。それが目に入るたびに、「自分がだらしないからだ」と思っていました。
きちんとした人は毎日きちんと片付けている。それができない自分は性格に問題がある。そう考えて、片付けが続かないたびに少しずつ自分が嫌になっていきました。
あるとき、責めるのをやめて、代わりに「なぜ荒れるのか」を他人の部屋みたいに冷静に分解してみました。すると、私の部屋が荒れていた原因は、大きく3つに分けられました。
いちばん大きかったのはこれです。カバン、買ってきた物、読みかけの本。こうした「とりあえず持って帰ってきた物」に、置く場所が決まっていませんでした。
置き場所がない物は、重力に従って床に落ち着きます。床に一つ置くと、隣にもう一つ置いても気にならなくなる。そうして床が静かに物置きに変わっていきました。私は片付けていなかったのではなく、片付ける先を用意していなかっただけでした。
次に多かったのが服です。一度着たけれど洗うほどではない服、パジャマ、上着。こういう「クローゼットに戻すのも違うし、洗濯にも出さない」服の行き場がありませんでした。
行き場のない服は、椅子やソファや床に積まれていきます。服の山は一度できると視界のノイズになり、たった数枚でも部屋全体を散らかって見せてしまいました。
最後は紙です。郵便物、レシート、通販の伝票。中を確認して要る・要らないを判断するひと手間が面倒で、私はそれを「あとで」と言って部屋に持ち込んでいました。
その「あとで」は、まず来ません。テーブルに紙が積もり、必要な書類が見つからなくなる。紙は薄いのに、積み重なると生活感をいちばん強く出す物でした。
3つを並べて気づいたのは、どれも「片付けをサボった」話ではないことでした。共通していたのは、物に置き場所が決まっていない、という一点だけです。
散らかるのは行動の問題ではなく、構造の問題だった。この視点に変わってから、自分を責める回数がはっきり減りました。悪いのは性格ではなく、置き場の設計だと分かったからです。
そこからやったのは、根性で片付けることではなく、3つの原因それぞれに置き場を用意することでした。
大事にしたのは、元気なときの自分を基準にしないことです。元気な休日なら丁寧に片付けられます。でも平日の夜、疲れて帰ってきた自分には、動作が一つ増えるだけでも続けにくくなります。だから「いちばん疲れている日の自分でも回るか」だけを基準に、置き場を組み直しました。
しまう動作をゼロに近づけて、「置くだけ」で終わるようにする。それだけで、意志の力をほとんど使わずに部屋が保てるようになりました。今の部屋もモデルルームではありませんが、帰宅して「あー」とならない程度には、いつも片付いています。
もし今、荒れた部屋に帰るのがしんどいなら、まず自分を責めるのをやめて、「どこに置き場所がないか」を一つだけ探してみてください。片付けは、その次で大丈夫です。
どこから手をつけるかは、次の2本に分けて書きました。
性格を責める前に、疲れた自分でも回る部屋の設計から見直せます。今日はまず、置き場のない物を一つ見つけるところから始めてみてください。
Thank you for reading
最後まで読んでいただきありがとうございます。
かえりたくなる部屋では、暮らしを整えるヒントを発信しています。
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